睡眠時無呼吸症候群と生活習慣病

治療について

生活習慣の改善

【図】運動をする

 まず、体重のコントロールが大切です。睡眠時無呼吸症候群の患者さんの中には肥満が原因になっている方が多く見られます。このような方の場合には減量が有効です。あせらず、ゆっくり減量に取り組みましょう。食事制限のみの減量では効果が現れにくいので、定期的な運動を併せると効果的です(1日30分以上のウォーキングなどの有酸素運動は脂肪燃焼効果が高く、お勧めします)。寝る前のアルコール摂取は筋肉を緩める働きがあるため、睡眠時無呼吸を悪化させることがあります。他に睡眠薬や精神安定剤も同様の働きがありますので必要最低限に留めましょう。タバコも気道粘膜に刺激を与え粘膜が腫れていびきが出やすく、無呼吸を悪化させることがあります。

【図】アルコールを控える【図】睡眠薬を控える
【図】タバコを控える

アルコール・睡眠薬・タバコは控えましょう

 体重コントロールのためにも、寝る前の食事は控えるようにしましょう。睡眠時無呼吸症候群の治療を受けられる際、ご自身の食事・アルコール・運動・タバコ・内服薬の生活習慣等を見直すことが最も重要です。